記憶の表象

イラストレーションブログ
記憶の中の何かを形にしていく作業

期間限定デコレート

20130604 一体全体どういういきさつでそうなったかは覚えていないのだが、左の親指の爪に血豆がある。爪の内側にある小さな血豆で、毎日成長する爪と共に爪先へと移動していく。血豆が出来てからどれくらいが経っただろうか。1ヵ月?1ヵ月半? 最初は甘皮の下にあった血豆がゆっくりゆっくり爪を縦断して、今は白く伸びた爪先と共に指からはみ出している。  今日あたり、伸びた爪と一緒に爪切りで切り落としてしまおうと思っている。長い事「早く爪が伸びないか、邪魔な血豆が移動してくれないか」と思ってみていたくせに、いざ切り落とそうかという段になると何だかちょっと惜しいような気もしてくる。女性と違って普段爪に色や絵を置くようなオシャレをしていないから、ちょっとしたワンポイントのドットでもいつの間にか普段と違う自分の一部と思っていたのかもしれない。  しかしこのまま爪を伸ばし続けるわけにもいかない。さっさと切ってしまって、アクリル絵の具の残りでもはみ出させて塗っておく事にしよう。
Share on Facebook

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA