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記憶の中の何かを形にしていく作業
雨の日も風の日も、我が足として活躍してくれている原付バイクのチョイノリ。スピードは出ないしトルクもない。燃料系さえ付いてないシンプルなマシンだが、ちょっと出かけるのに何かと便利で愛着がある。
そのチョイノリがそろそろ寿命を迎えそうなのだ。先日キックスターターで始動した折りにバックファイヤーと共にエンジンが吹け上がらなくなった。だましだまし乗っているが、バイク屋で見てもらうと「修理費と中古品の購入費が同じぐらい」かかるのだそうだ。元々チョイノリは価格を下げるために極限まで部品を節約している。構造も毎日ガンガン乗り回すようには出来ていない。あちこちガタが来ているのだ。
動かなくなるまで乗りつぶすという手もあるが、何時何処で止まるかも分からない。安全面から言うともう乗らない方が良いのだが、引導を渡してしまうのも忍びない。たかが機械だが、なんだかヨボヨボ走る姿にすっかり情が移ってしまっているのだ。
2013年10月5日
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