記憶の表象

イラストレーションブログ
記憶の中の何かを形にしていく作業

虹をくぐって

20140815 今住んでいる街は虹が出ることが多い。虹の街と称するほど多くはないが、雨が降って日が差して来れば見上げると虹を見つけることができる。今まで住んだ街とどう違うのか、先日ぼんやりと虹を見上げていて思い当った。  天気の境目はどこにでもある。川の向こうが雨でもこちら側は晴れていたり、幹線道路に沿って雲ができていたり。この辺りで言えばその境目はほど近いさして高くもない山脈。海からの風と陸の空気がぶつかって雲を作る。その雲がモクモクと成長して雨が降り、山の向こうの晴れた空から日が差すと、必ずと言っていいほど虹が出る。  雨上がりに濡れ光る田んぼの稲と鮮やかな虹を見てると、面倒くさい頼まれ買い出しもちょっとしたスペクタクル、楽しい道行きになるのだ。
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