20140124 我が家にやってきた小さな車、まだまだ近所の買い出しくらいにしか使っていないが、それでも着々と走行距離を伸ばしはじめている。走行距離が伸びるに連れてわかってくるのはその車特有の癖。今回の車はオートマチックモードとマニュアルモードが選べるのだが、オートマモードがちょっと癖がある。  元々シフトアップのタイミングでアクセルの反応がちょっと鈍いのだが、それに加えて踏み込みが甘いとシフトアップがやたらと早い。省エネモードで走っているらしく、しっかりと踏み込めば高回転で繋がっていくのだが、シフトアップする度にカックンカックン初心者の運転のような挙動になる。  マニュアルモードで運転すれば気持ち良く走る事が出来るのだが、説明書に省エネルギーのために最適な回転数で云々と書かれてしまっては無下に出来ない。ハイオクの値段も一時期より随分高くなったみたいだし、慣れるまではオートマチックモードで我慢するしかないのだろうな。

春待ち

20140113 早朝、氷点下を記録する日々が続いている。夏の間ベランダでのびのびと日光浴させていた観葉植物は、全て怪獣どもの手の届かない仕事部屋に移した。  仕事部屋はあえて陽の当たらない北側にしている。絵やモニターにとって直射日光は大敵だ。ところが観葉植物たちにとってはちょっと物足りないらしい。少しばかり調子を崩して葉を落としはじめた。  調子が悪いと言っても大して心配はしていない。夜の間気温も低くなりすぎない室内、暖房も効いている。しばらくすれば環境に適応して新芽を伸ばしはじめるだろう。  だいたいうちに来る観葉植物はそんな風に強いヤツばかりなのだが、唯一の例外が多肉植物。私と多肉植物はどうも相性が悪いらしい。昨年IKEAで安く買ってきた多肉植物が早くも枯れかけているのは、たぶん春までもたないかもしれない。

お節だけで

20140107 今日は七草粥、お正月の間に飲んだり食べたり疲れた胃をいたわる日。とは言え今年はそれほど暴飲暴食をしていない。旬の楽しみと言う所か。  何度もブログのネタにしていると思うのだが、我が家のお節は三が日いっぱいまでもたない。作る量を調節している事もあるのだが、何より美味しいので三食ちびちび食べているうちにあっという間になくなってしまう。  別に手前味噌というわけではない。関東風のやたらと酸っぱいなますに慣れた舌には、関西のほんのり甘い酢を使っているだけでも食べやすい。そして何より鰹ダシをしっかり利かせているから煮しめも美味い。関東風のお節は元旦の朝だけで飽きてしまうのに関西風味はカレーの入り込む余地もない程。そして我が家の変わり種、ゆり根のバター炒めと黒豆のマスカルポーネ添え。日本酒にもワインにも合うから酒の肴としてももってこい。あっという間になくなってしまうのだ。  今年は好物の二色卵を自作して、思い返してみれば結構飲んだり食べたりしているような気がしてきた。やはり今日あたりは粥と休肝日で丁度良かったのかもしれない。

燃える稜線

20140106  山が近いと毎日のちょっとした天候や気温、太陽光線の変化で景色ががらりと変わる。平野の向こうの方に海や山が見えている土地や、高いビルに視界を閉ざされた街ではこれほどダイナミックな変化を見る事が出来ない。視線を上げて景色を眺めるのがこれほど楽しい日々は、今まで無かったと思う。  最近のお気に入りは晴れた日の夕暮れ。西の山向こうに太陽が沈んでいくと、稜線の向こう側に沸き立つ雲が太陽に照らされて、金色に波打って見える。夕焼けに染まる時刻になると、まるで山が真っ赤に燃え上がっているように見えるのだ。  空が澄み冷たい空気と暖かい空気がぶつかる冬だからこそ見える景色は、夏の入道雲ばかり追いかけている心に新鮮な風を吹き込んでくれた。

新しい車

20140104 もう去年の暮れになるが、我が家に新しい車がやってきた。小さいながらも最新型の輸入車。東京に越した時に前の車は手放してしまったが、地下鉄もバスも網の目のように路線が入り組み数分おきにやってくる都会と違って、現在の住まいでは車は必需品。小さいながらも百人力、と言うよりは我が家のマイカー系譜的には順当な選択といえる。  前回がいわゆるエンスーだったために当然といえるのだが、最新式の装備には目を見張る物がある。細かく位置を調整できる暖房熱線入りシートにセミマニュアル/オートが選べるシフト、バックすると「オーライ」の変わりにピーピー鳴り響く障害物センサーに、リモコンドアロックは解除するたびに「お帰り!」と喋りかけてくるようで楽しい。レバーの先の小さなボタンを押すと計器パネルの表示が様々に入れ替わるのは、はっきり言ってあってもなくてもどうでも良い便利な機能だ。  今のところは近所に買い物に行くぐらいしか活躍していない我が家のニューフェイス。春が来ればドライブにキャンプにと大活躍するはずだが、エンジンをかけると小さく雪のマークが「寒いから凍結に気をつけて」とささやかに主張する季節が終わるまでは慣らし運転として大人しくしているほか無いだろう。