虹を越えて

20140629 スランプ、などと言う物は気の迷いである。そもそも絵を描くのに頭を使いすぎるのがいけない。心の赴くままに描けばいいのだ。いい音楽を聴き、きれいな写真を眺め、世の中のちょっといい話にほろりとすれば普段の調子は戻ってくる。  雲が多い夕方に西の晴れ間から太陽が顔をのぞかせると鮮やかな虹が大きなアーチを描き出した。

スラスラスランプ

20140625 関東ではゲリラ豪雨に雹にと大騒ぎになっている梅雨真っただ中、関西のここら辺では夏の太陽が照りつけている。暑さのせい、と言う訳でもないのだろうが、原因不明のスランプに陥っている。  本当は何が原因かはわかっている。アレとあれとアレにあれ。でもちょっと認めたくないから原因不明ということにしている。いいじゃないか、原因不明のスランプ。なんだか天才肌みたいでカッコいいじゃん。  ゴロゴロしてみたり料理をしてみたり、色々やってみても調子は戻ってこない。そうそう、そんな時は雑誌や漫画に逃避するのが実は効果的なんだとちょっと思い出した。レコーダのハードディスク一杯に録りためてる映画でも消化してみようか。

馬に乗る

20140621 先日、スーパーの前で勧誘されて乗馬体験なるものに行ってきた。車で走ればそう遠くない所に乗馬クラブがあり、新規会員の勧誘イベントで体験乗馬を開催しているのだ。世の中タダほど高いものは無いが、乗馬で悪質商法など聞いた事が無いから、これは面白いとばかりに話に乗ってみたのだ。  広い馬場の中でも屋根付きの小さなコーナーで、一人ずつインストラクターが付いて手綱を握ってくれて、基本の乗り方と速足までを教えてくれる。「速足までの習得時間が早いのは筋がいい」とはお世辞だろうが、人馬一体になる感覚をちょっとだけ味わえたのが楽しかった。  馬に乗るのも面白いが大きな動物と触れ合うのも普段はなかなかできない経験。つぶらな瞳を覗き込みながら鼻面をなでてやると、思いのほか柔らかい。引き締まった首筋もお尻も想像以上にプヨプヨしている。乗りこなす事がどうとか言う以前に馬たちと定期的に触れ合えるのなら、乗馬クラブも悪くないと思い始めたが、かかる経費がちょっとした車を購入して維持するのと同じくらいと聞いてスッパリあきらめた。