小さな画材屋

20130325b  ここに越してきてからもう少しで1年が経とうとしている。必要な物はその都度電車に乗って大きな街まで買い出しに出ていたのだが、一番重要な画材は近所 でも手に入るという事が最近わかった。家から歩いて数分の所に美大受験の看板を掲げた場所があるのは早くから知っていたのだが、そこが小さな画材屋だとは 思いも寄らなかったのだ。  入口から折れ曲がって奥に続く店内は、大きくもなく小さくもなく、必要最低限の物は取り敢えず揃うというような品揃 え。その売り物と一緒に受験生たちのデッサンや平面構成が並べてある。2Hから6Bの鉛筆や木炭を買っていたあのころの記憶が瞬時に蘇ってきて面白い。記 憶の中のあの店もこんな小さな所だった。  店番はコテコテの関西弁のおばちゃん。話を聞いてみるとその予備校はほとんど関西の有名美術大学に進学するのだとか。東京の大学に行く子はほとんどいないらしい。なるほどなるほど、並べてある絵を眺めてうなずくのである。

開花情報

20130318 ちょっと前まで朝は凍える寒さだったのに、いつの間にか手がかじかむ感覚も忘れるほど暖かくなった。何よりそれを敏感に感じているのはうちの観葉植物た ち。家の中に幾つもおいてある鉢からは、鮮やかな緑の新芽が幾つも伸び、ベランダのミニバラもたくさんの赤い新芽から葉を広げはじめた。  外を歩くとあちこちで梅の花が咲きほころんでいるのが目に付く。東京や九州からは桜の開花情報も流れてきた。この辺りもそろそろかと思っていたら、めでたい事に姪っ子から「サクラサク」と報告があった。

今年もまた

20130317 春らしい陽気が続くようになり、杉花粉が大量に飛散する時期になった。今年もまた相変わらず花粉症にはつらい季節だ。  今年は山が近くなったせいか症状がひどい。クシャミ鼻水はもちろんの事、鼻血も止まらなくなった。去年良く効いた同じ薬を飲んでみてもほとんど効いている気がしない。近所に住む同じ花粉症の人に聞いてみると、やはり今年は特に症状がひどいという。どうやら気象庁の予報通り花粉の飛散量が多くなっているのだろう。近い・多いで去年効いた薬が効かないのも通りである。  もう少し強い薬を求めに薬局に行って、ついでに薬剤師に話を聞いてみた。鼻血は花粉症のせいではなく、鼻のかみすぎだそうだ。・・・どうしろと?