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記憶の中の何かを形にしていく作業
寿司は江戸前、握りは関東に限る。東京に出るといつも寄る寿司屋がある。築地に近い場所で新鮮な旬のネタを用意して、魚介が苦手なうちのカミさんをもうならせる店。
先日の東京では何かと忙しかったので、帰りの飛行機を遅い時間にして、ギリギリまで寿司屋で過ごそうという事になった。なんだかんだ用事を済ませて寿司屋にたどり着き、時計を確かめると猶予は45分。大将に旬の握りと冷酒を頼むと、流れるような動作で次々と握りが目の前に並ぶ。いつもと同程度の量でしめの巻物にたどり着いた頃、時計を見ると丁度45分だった。
普段と同じボリュームを1/2から1/3の時間で食べるというのは、ちょっとばかり慌ただしい。美味しいものはやはり一口ごとに余韻を楽しみながら食べるものなのだ。駆け足で食べてみて改めてそう感じた。
東京に出たついでに馴染みの寿司屋で一杯やってから飛行機に乗る。それって旅慣れた人がいかにもやりそうで、ちょっと面白く感じていたのだが。しかし我々にとっては慌ただしく旅慣れるよりも、しっかりとペース配分して楽しむ方が性に合ってるようだった。
2013年10月27日
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遊
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